甘利山のレンゲツツジと初夏の散策

山梨県韮崎市にある甘利山では、レンゲツツジが6月12日に見頃を迎え、20日頃まで楽しめるとの案内がありました。17日、天気も良かったため急遽出かけることにし、韮崎インターチェンジで高速を降り、くねくねとした山道を対向車に気をつけながら慎重に運転し、標高1600mの駐車場に8時40分に到着しました。

駐車場料金の代わりに、甘利山が南アルプスユネスコエコパークの緩衝地域に登録されていることから、「美しい自然を未来へつなぐために」として協力金500円の協力をお願いされました。

この日、下界は雲に覆われていましたが、東屋からは雲海と朱色に咲き誇るレンゲツツジの群落、そして富士山の姿を望むことができ、素晴らしいコントラストに心を打たれました(※甲府盆地は雲に隠れて見ることができませんでした)。

標高1731mの山頂までは、レンゲツツジの群落が広がる木道や、唐松や笹の林道をゆっくり2時間ほどかけて散策。セミやウグイスの鳴き声、そして涼しい風がとても心地よく感じられました。途中、ウグイスの姿も見つけましたが、残念ながら写真にはうまく収められませんでした。

なお、甘利山にはスキー場、グリーンロッジ、キャンプ場などもあり、四季を通じて楽しめる場所です。今年は5月の気温が低かった影響で花のつぼみが育たず、開花がやや少なかったようです。鳥海山の桑ノ木台湿原も、同じような状況かもしれませんね。


三平俊悦 理事長