羅臼の流氷オオワシ


3月3日~4日(火)、羅臼に流氷が接岸したというニュースを知り、早速オオワシの撮影に行ってきました。

3日、知床中標津空港に14:30に到着し、レンタカーを借りて出発。まず、南陽台(「地球が丸く見える丘」)へ向かいましたが、風が強く寒かったため、じっくり見ることはできませんでした。その後、武佐岳などの撮影を行い、さらに野付半島のナラワラ(原生林のオンニクル・ポンニクルも、周囲から枯れている木々)やエゾシカ、灯台、グラデーションの美しい風景を撮影しました。

19:40に羅臼のホテルに到着。翌4日、船着場に5:10に集合し、5:20発のゴジラ岩観光船に乗船しました。前日は風が強く、流氷が10km沖に流されていましたが、何とか流氷にたどり着くことができました。

最初はカモメが餌を求めて船についてきましたが、オオワシが追い払い、やがて無数のオジロワシとオオワシが、船から投げられる餌を競い合いました。あちこちから大きな翼を広げ、優雅に飛び回る様子は壮観でした。時折、魚をめぐって喧嘩する姿も見られ、夢中でシャッターを切りました。

撮影時間は約2時間。防寒対策をしっかりしていたため、気温-15℃の中でも思ったほど寒さを感じませんでしたが、手袋の中に入れたホッカイロがあっても手がかじかんでしまいました。乗船者は写真家18名で、比較的余裕をもって撮影することができました。

この日は早朝に薄曇りだったため、太陽が出ず、国後島とオオワシのコラボ写真を撮ることができませんでした。5日は朝日が出たようで、それを思うと少し悔しい気持ちになりました。

8:00にホテルに戻って朝食をとり、9:30に出発。途中、根室の風蓮湖に立ち寄りました。氷が解け始めると、オオワシに代わって白鳥が集まるようです。この日もすでに数羽が飛んでいました。中標津空港に13:30に到着し、レンタカーを返却。14:30発の便で帰路につきました。


三平俊悦 理事長