首都圏在住の秋田県出身者で構成する秋田ふるさと応援団主催による「第5回スポーツ・文化秋田応援チャリティの集い」が、9月24日(土)東京都渋谷区の水交会館で開催されました。来賓7名を含めて総勢105名が参加しました。
13時開始、東日本大震災・熊本地震被災者と昨年亡くなられた武田夏男団長に黙祷をささげました。
三平会長から、「秋田ふるさと応援団は、9月18日(日)に築地本願寺会議室に於いて開催された6期定期総会報告後に、特定非営利活動(NPO)法人設立承認申請が入会者より承認され、29年1月末日認可予定で進めております。秋田ふるさとの支援活動に今後共皆様方のご協力ご支援よろしくお願いします。」との挨拶がありました。
来賓の牧野一彦秋田県東京事務所長から、今年秋田では果物が豊作だった、人口減の割りには農業の生産性が良くなっている、林業が機械化導入などにより伸びている、など秋田の現状に関する説明がありました。
続いて首都圏秋田県人会連合会会長代理 成田竜也氏から挨拶がありました。鷹巣町出身で39歳という成田氏は、東京地区から秋田出身の若い人たちに声を掛けて、秋田を応援したいとのことです。
講演では、八郎潟町出身、秋田商卒、ソウルオリンピックレスリング金メダリスト、現在専修大学教授の佐藤満氏が「夢の実現~オリンピック金メダル獲得までのプロセス~」と題して、1972年ミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得した柳田英明選手の生家が近かったこと、オリンピックへの強い思いと、レスリング強化委員長として参加したロンドンオリンピックでのエピソードなどを語りました。
続いて、慶応大学アートセンターの森下隆先生から「不世出の舞踏家・土方巽 秋田から世界へ」として、Butohがフランスで評価され、その後世界に広がり現在アジアにも展開されていること、10月22日に秋田県羽後町田代に設立される「鎌鼬美術館」が紹介されました。
交流・懇親では「秋田の伝統と文化を学ぶ会」のみなさんの西馬音内盆踊り、秋田ゆかりの芸能人や高校同窓会員の歌や民謡が披露されました。
秋田ふるさと応援団が表彰する「えがったで賞」が、今年の夏甲子園で全国唯一の工業高校出場を果たした大曲工に授与されました。
チャリティオークションでは、横手市増田町出身漫画家矢口高雄氏の「釣りキチ三平」カラー色紙や、秋田ノーザンブレッツのTシャツなど毎回寄贈して頂いている秋田ゆかりの著名人からの品が次々と落札されました。
参加者全員が「ふるさと」、「秋田ふるさと応援団団歌」を合唱しフィナーレとなりました。
販売コーナーでは秋田の酒造会社や食品会社などから寄贈されたお酒や昨年好評だった枝豆などが参加者の好意により完売となりました。
今回の収益金は秋田県のスポーツ・文化支援のため寄付されます。